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2009.01.09

台湾バナナの特徴

 台湾バナナは、旬があります。旬というのは、収穫量が増え、おいしい時期のことです。果物なのですから、当たり前ですよね。でも、バナナって店頭に一年中あるので、それが当り前で、一年中ガンガン収穫できると思っているでしょう?

 でも、バナナも季節によって育ち方は違うんです。そんなことがおいしい秘密の台湾バナナの話。

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 バナナは熱帯植物です。台湾バナナは、バナナ商業生産の北限と言われている台湾で栽培されています。
 台湾は小さい島ですが、富士山より高い山があったり(新高山)、熱帯地域があったり、北と南では気温も違い、均一な気候風土ではありません。また、台湾は台風銀座とも呼ばれ、毎年多くの台風が通過し、バナナ畑にも被害をおよぼしていきます。Rimg0071
   

   台湾はバナナ生育の条件である気候的には寒く、フィリピンでは8ヶ月で収穫できるのに台湾では収穫まで12~13ヶ月かかるものもあり、促成栽培でなくじっくり成長するため味、香りが濃くおいしくなります。
 台湾が日本の統治下にあった時代に、日本人が現地の農民に日本の果物の端境期である春先から初夏の時期にあわせて出荷できるように、バナナ栽培を指導し、100年以上たった現在も農民達はそれを忠実に守って生産しています。

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バナナの花と房

 農民の平均年齢は60歳以上。1ヶ所に大きな畑を経営する大規模プランテーション方式ではなく、小農が経営するバナナ畑は各地に分散しています。バナナ畑にはフィリピンの大規模農園にあるバナナ運搬用のケーブル設備等は無く、収穫後畑で各房に切り分けトラクターやバイク、中には今でも水牛に轢かせた荷台に乗せて集荷場(パッキングハウス)に持ち込みます。70歳以上の農民は日本統治下で日本の教育を受けており、日本語も上手で「昭和20年までは日本人でした。」と言い、非常に親日的であり、日本人のためにおいしいバナナを栽培しょうという意欲を持った人達が多くいます。各農民は、先祖から受け継いだ土地を大切にし、少しでもおいしいバナナを栽培しょうとそれぞれ工夫を凝らしてバナナを栽培しています。台風の被害でバナナ畑の表土が流れれ石ころだらけになっても、少しずつ石を退け、土を運び込んで何時の間にか修復してしまいます。
 同じ台湾バナナでも、時期によって色、形態が微妙に変化します。1月中旬から3月中旬は「冬蕉」(冬バナナ)と呼び、3月中旬から4月中旬は「花竜仔蕉」、4月中旬から5月中旬は「黒皮春蕉」等々。名前のように緑が濃く「黒い皮」のようなバナナ。「白い皮」のバナナ。頭が丸く大きいバナナ。さきが尖ったバナナ。いろいろあります。

 本当においしいバナナですね。

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